もうちょっと足を延ばせば、あそこへも行けるのでは?
(いや、むしろここへ行けることが旅程を決めてないか説。)
ル・コルビュジエ建築、“ロンシャン礼拝堂”を目指します。
正確には「ノートルダム・デュ・オー礼拝堂」です。
近代建築の巨匠、ル・コルビュジエ。
この名を聞けば自然と、建築を学んだ一学生時代を思い起こし
特別な思いが蘇ります。
(て、すんごい学んだみたいに言ってすみません。)
7時半前の列車でストラスブールを発ち、途中2回ほど乗り換えて
10時前にはロンシャンの駅に到着の計画。
事前に調べたところによると、
タクシーなどいない無人のロンシャン駅から礼拝堂までは
約2キロほどのハイキング?(山の上なので行きは上り坂)
が必要ということで、
状況によっては手前の大きめの駅から
タクシーというのも選択肢の一つみたい。
今回は、全員の足を信じて列車+歩きで行くことにしました。
車内では、前日マルシェで買ったプレッツェルを朝食に。
(やっぱその場で食べなくちゃですね〜、少々固い。。笑)
ちなみに列車はすべて予定通り運行されました!!
この頃はいい感じの車窓の風景なんですが、
着いた頃にポツポツときてしまいます。。
小屋のような小さな駅舎。
準備周到な尾崎の折りたたみ傘を
私・福永が借りてしまったがゆえ、
尾崎はレインコートでございます。ごめんなさい〜。
険しい道とかでは全然ないんですけど、
まぁ日頃の運動不足がたたって息が上がります。笑
さて、30分ほど歩いて到着した
「ノートルダム・デュ・オー礼拝堂」
戦争で爆撃を受けた古い礼拝堂が、ル・コルビュジェの手によって
生まれ変わったもので、有機的で自由な曲線を多用したデザイン。
コルビュジェ後期の最高傑作と言われているそうです。
あ〜たまらん。(笑)
せっかくなので写真多めで。
こちらは敷地内の別の建物で「巡礼者の避難所」。
礼拝堂の建設労働者の住まいとしてコルビュジエが建てたもので
1990年代までは巡礼者が数日間宿泊することができたそうです。
内部はコルビュジエの時代から
ほとんど変化してないんですって〜。
他にもいくつかある建物を見たり、
写真を撮ったりしながらゆっくりと過ごしました。
帰りの列車もたくさんあるわけじゃないので、
狙った便を逃さぬよう時間を読みながらまた山を下って駅まで。
ちょっとだけ待って無事やって来た列車に乗り込み、
ホッと一息。
最初の乗換駅(Belfort Bille)につくと・・・
なにやら様子がおかしい??
むむむ、これはどう見ても列車が走ってない感じ。
ひしひしと伝わってくる人々の喪失感。
言葉はいらないんですねぇ〜。。
・・・なんていってる場合じゃなく、
はたして宿まで辿り着けるのか!?!?
次の列車を調べなきゃなので
こういう時は片言でもゴリゴリ駅の窓口で聞くしかない。
お互いに言いたいことは想像できるので通じ合えるものです。笑
結局2時間後まで走る列車なし!
絶賛ストライキ中〜〜。
・・・ということで、乗り継ぎの列車まで確認したら
とりあえず駅前のお店のランチ営業にぎりぎり滑り込み、
ハンバーガーで腹ごしらえ。
ちなみにこれ、本当にギリギリセーフで
お店のお姉さんが、帰りかかってる厨房のお兄さんを引き止めてくれて、
ハンバーガーならいいよ、ってこしらえてくれまして。
ハンバーガー作ったら、お兄さん、帰って行きました〜。
ごめんね〜〜!!
で、そこからは駅の小さなカフェスペースで時間つぶし。
このロンシャンへの移動は
南仏〜パリ間のTGVなどと違ってローカル線だからか、
あらかじめチケットを取っていても
キャンセルを知らせるメールなんかは届かなかったです。
駅で知る感じ。
まぁ偶然か?計算されてるのか?はわからないけど、
あの、ロンシャンの駅みたいなところ(無人駅&周辺なにもなし)で
乗る予定だった列車が欠便、、、
みたいな憂き目にあわずに済んだ事だけは、心から感謝。。
それでも、間違いなく行ってよかった!!行けてよかった!!
実り多き冒険の1日でした^^
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